事業のご紹介

メリーサイト社がグループ入りしました。

株式会社メリーサイト 代表取締役社長 佐藤 敏髙 SHO-BI株式会社 代表取締役社長 寺田 正秀

おしゃれコンタクトレンズ「ビーハートビー®シリーズ」を、「非視力補正用色付きコンタクトレンズ」という「高度管理医療機器」として日本で初の承認を取得したメリーサイト社。(以下、MS社)同社代表取締役社長の佐藤敏髙とSHO-BI代表取締役社長の寺田正秀が、SHO-BIグループの事業展開について語り合いました。

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名古屋は日本のコンタクトレンズ発祥の地。
1950年の製品完成以来、市場は大きく変化を遂げています。

コンタクトレンズ 画像

寺田: MS社の本拠地、名古屋はコンタクトレンズ(以下、CL)発祥の地ということですが、名古屋出身の佐藤社長は、学校卒業後、すぐにCL業界に入られたのですね。

佐藤: 私は学校で工業化学を専攻しまして、その流れで、当時の3大CLメーカーの一つ、日本コンタクトレンズという会社に入社しました。それ以来、約45年間、CL業界一筋に従事しています。

寺田: ここにきて、CL市場に大きな変化が出てきていますが、その変遷を教えてください。 

佐藤: CLは、視力補正を目的として、世界で多く奨励、供給されている医療機器です。医薬品以外でいえば、世界的な生産量が最も多い製品といえます。日本はCLの大きな消費国で、アメリカに次ぎ、世界で2番目の市場です。利用者は、約1,800万人といわれています。ハードCLに始まり、ソフトCLができ、1991年に使い捨てCLが発売されたことで、CLの装用者が急増しました。2009年に薬事法改正の規制対象となり、“非視力補正用”色付きCLが高度管理医療機器に指定されたことから、日本のCLの歴史は大きく変わりました。

寺田: その直後の2010年に、MS社が、初の承認品「ビーハートビー®シリーズ」を上市するわけですね。

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使い捨てコンタクトレンズの登場で、
コンタクトレンズの流通構造が大きく変わりました。

佐藤: 話が戻りますが、使い捨てCLが出てきたことで、流通構造が大きく変わりました。1枚当たり単価が大きく下がり、加えて国民医療費削減の流れの中で、CLの診療報酬も引き下げられ、一気に利益の少ない事業になってしまいました。一方で、その当時、普及していったのがインターネットでした。この事業環境変化を受け、当社はインターネットでCLを販売することを考えたのです。

寺田: 使い捨てレンズのパッケージには仕様が記載されていますから、それと同じものを自己責任で購入する ―― 新たな流通チャネルが加わったということですね。  

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ギャル向けのカラコンから、一般のCLユーザーまでを対象とした
度付きサークルレンズと、おしゃれレンズの市場は拡がりつつあります。

コンタクトレンズ 画像

佐藤: インターネット通販事業への参入で、当社の業績は2004年から上向いてきましたが、その背景には、CL市場に、“おしゃれレンズ”という定義の商品が出てきたことがあります。欧米でパーティの小道具などに使われた「クレージーコンタクト」。使い捨てタイプで、インターネットで多く売られていました。日本でも、ドーナツ型の色を付けたレンズなどが、高校生やコスプレーヤーに普及しました。これが、おしゃれレンズ第1世代のいわゆるカラコンです。瞳の色を変化させる目的のカラコンに対し、2006年頃から、瞳を大きく見せるためのサークルレンズが出てきます。

寺田: MS社もおしゃれレンズをインターネット通販で拡販し、業績が安定してきました。そして、第2世代の登場ですね。   

佐藤: 度なしサークルレンズまでは、厚生省も「雑貨」の扱いだったのですが、徐々に規制が厳しくなり、2009年には、薬事法の規制対象となります。おしゃれレンズを非視力補正用レンズ、すなわち“角膜に装着しても視力の補正能力は無いおしゃれなレンズ”と定義づけ、これまで届出制だったレンズの販売を許可制にするとともに、これまで不要だった製造販売承認申請を義務付けました。当社ではいち早く、「ビーハートビー®シリーズ」の製造販売承認を取得し、その後、製造拠点網の構築など、事業基盤の強化を図ってきました。また、視力補正ができ、瞳のおしゃれもできるレンズを次世代CLとして、当社の中核事業に位置付けました。

寺田: 近年、サークルレンズ市場が急速に拡大する中、SHO-BIは、アイメイク発想のCL事業を模索していました。最初に佐藤社長の事業ビジョンをうかがった時、私の想いと全く同じ方向性に驚きました。MS社のグループ入りを機に、SHO-BIグループは、次世代レンズを「コスメコンタクト®」と名付け、登録商標を取得するとともに、高度管理医療機器等販売業賃貸業許可を取得いたしました。  

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メリーサイト社とSHO-BIの強みを融合し、
次世代コンタクトレンズ市場でトップランナーを目指します。

佐藤: 1,700億円超といわれる日本のCL市場ですが、全体としては、現在横ばい状態にあります。この市場で勝ち抜くためには、垣根を越えた売り場で勝負をすることが第一だと私は思うんです。戦略的に創出する新市場や新しい売り場でシェアをとっていければ、まずはトップランナーになれます。

寺田: そこがSHO-BIグループの狙いです。SHO-BIはアイメイクに強みを持っていますから、アイメイクの一環として、「コスメコンタクト®」をご提案できます。すでにスタートしましたが、商品ラインアップの拡充についても、コスメメーカーであるからこそ、お客様の属性や季節などを考え、多様なおしゃれシーンを提案することができるのです。流通についても、MS社のインターネット通販に、SHO-BIのリアル店舗での販売が加わることになります。加えて、海外での可能性もあります。そうなると、品揃えはもちろん、売り場での欠品は許されないですよね。幸いこれもMS社の強みですが、すでに安定供給のための生産基盤を築いているので、細やかな商品ラインアップ整備の速度を上げることができると考えています。  

佐藤: 日本はワンデー、使い捨てCLの市場が異常なほど進んでいます。欧米でもこんな状況はありません。その意味で、価格面での競争は終わっていると思いますので、今後は、視力の補正ができる「瞳の化粧品」という新しいコンセプトをもっとアピールしていく必要があると思います。新市場のトップランナーであり続けるためには、新たな発想や素材の開発を通じ、薬事法を守りながら、常に新しいコンセプトを発信し続ける必要があります。幸い、「コスメコンタクト®」という商標もとれましたので、“これがSHO-BIグループのコンタクトレンズ!”という情報発信をどんどん行っていきたいですね。

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※掲載記事の内容は2013年12月現在のものです。

  • コスメ事業への新たな挑戦
  • 仕入コントロールと在庫管理の体制強化
  • SHO-BIグループのマーケティング戦略
  • 拡大するOEM受託事業
  • 専門店業態に見る「SHO-BIならでは」のものづくり
  • コスメコンタクト®事業で新たなSHO-BI文化を創りだす
  • 「美と健康」をサポートする商品開発
  • SHO-BIの信頼を支える物流・品質管理
  • SHO-BI発のブランド開発