SHO-BI Corporation

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日本のZACCA(雑貨)文化を発信するものづくりブランド『SHO-BI』

魅力的な商品提供で、人々の日々の生活にちょっとした楽しさや幸せをお届けする。これが、 SHO-BIの原点にある価値観です。独自のものづくり強化でこの価値観を実現し続け、“日本のZACCA(雑貨)文化を発信するものづくりブランド『SHO-BI』”の構築、さらにグローバル市場を舞台とした次世代の成長にチャレンジしてまいります。


当期(2017年9月期)の事業活動レビューについて

当期は、化粧雑貨において特に低採算な特定の仕入商品の自社商品への切替えを実施したのですが、つけまつげが予想以上の不振に見舞われるなど、自社商品の販売が想定を下回り、国内事業の苦戦につながりました。加えて、コスメコンタクト®※1の新商品に関する承認取得が遅れたため、発売時期が後ずれしました。

これらにより、売上高が期初予想を下回ったほか、高粗利商品の売上構成比が低下し、利益も期初予想を下回る結果となりました。

一方、注力中のOEM※2・別注※3事業は、大手衣料品ストアチェーン向けにキャラクター・プチプラコスメ※4を投入するなど、「SHO-BIならでは」のものづくり力を活かした事業を引き続き強化しました。また、海外事業では、中国でのコスメコンタクト®のEC販売が順調に立ち上がっています。

利益面では、調達構造の見直しや在庫管理の厳格化など、管理面の効率的な運用を推進しました。

キャラクター・プチプラコスメの現状につきましては、「事業の現場から:コスメ事業への新たな挑戦」をご参照ください。

戦略的取り組みの進捗と主な成果について

当期は、数値的に厳しい決算となり、株主・投資家の皆様には大変ご心配をおかけしましたが、戦略的な取り組みには大きな進捗・成果があった一年でした。

仕入調整による在庫コントロール

問屋業を祖業とするSHO-BIは、2016年1月より、メーカーとして必要な業務プロセスである仕入調整による在庫管理体制の構築に着手し、当期は通年でその運用を行いました。その結果、当期は廃棄ロスの金額が大きく減少し、廃棄ロス比率、廃棄ロス差引後の自社企画商品売上総利益率(以下、自社商品粗利率)が大きく改善しました。

廃棄ロスの水準は、上場来で最低水準に低下しました。また、廃棄ロス差引後の自社商品粗利率も、USドル/円レートが90円台前半であった2013年9月期よりも高い水準を実現しました。

調達構造改革の進展

2014年に開始した調達構造改革において、為替変動に強い収益構造を構築するべく自社企画商品の原価低減を図る取り組みを進めてまいりましたが、前期よりその成果が顕在化しています。

当社の自社企画商品は海外生産品が多く、円安局面では粗利率が低下する傾向にありますが、前期は、125円/USドルという円安局面でも為替予約の影響を除くベースでの粗利率の改善を実現することができました。

当期はやや円高に振れたということもありますが、為替が90円/USドル水準であった2012年9月期が視野に入る粗利率に改善したという点で、一定の成果を得られたと評価しています。

在庫コントロール、調達構造改革の概要につきましては、a{「事業の現場から:仕入コントロールと在庫管理の体制強化」} をご参照ください。

「SHO-BIならでは」のものづくりを活かした顧客対応強化

2014年より、メーカーとしてのSHO-BIとの事業を拡大してくださる販売先に対し、戦略的に対応を強化してきました。その成果の一つが、 OEM・別注事業の拡大です。

重点販売先向けの業績は4期連続で増収・増益となりましたが、この背景には、幅広い商品カテゴリーで、スピーディーに顧客ニーズに対応した商品提案が行える当社のものづくり力に対するお客様の評価があります。特に、デザイナーがものづくりのみならず営業にも関与することで、お客様ニーズをしっかり汲み取り、より質の高い商品化につなげる体制は高く評価されています。

「SHO-BIならでは」のものづくりを活かした顧客対応強化

来期(2018年9月期)以降の注力事業領域について

このように強化してきた事業基盤を基礎に、中期的な事業展開の方向性として、①コスメコンタクト®事業、②OEM事業(別注を含む)、③ZACCA(雑貨)事業、という3つの軸の強化 を明確に打ち出しました。代表取締役社長 寺田 正秀

このため10月1日付で組織改編を行い、メーカーとしての商品企画機能のさらなる強化を図るために商品企画本部を新設。その傘下に、コスメコンタクト事業部、 ZACCA事業部を新たに組織しました。

ZACCA事業部では、従来からの主力商品であるZACCA(雑 貨)について、今後はブランドとしての『SHO-BI』を打ち出し、 カテゴリーNo.1商品の開発に注力する方針です。

コスメコンタクト事業部では、さらなる事業拡大を図るため、他の事業部傘下にあった上海(中国)と台湾子会社、ならびに EC課を同事業部に組み入れ、コスメコンタクト®に関する経営資源を集約し、迅速な意思決定につなげる体制を構築します。

さらに、従来の特販部をOEM事業部と改称し、組織を拡充するとともに、OEM事業強化の姿勢を社内外に積極的に発信 したいと考えています。

株主・投資家の皆様へのメッセージ

新体制のもと、注力事業の強化を加速するとともに、お客様に選ばれる商品を生み出すためのマーケティングの強化、スピード感ある新商品開発など、商品企画力の充実を図ってまいります。

これらの取り組みを通じ、「SHO-BIならでは」のものづくりを活かせる領域を拡げ、収益性の向上を図りたいと考えています。

SHO-BIが目指すべきは、世の中がいかに変化しようとも、リアルなものづくりに特化することで存在価値を認めていただき、将来に亘り人々に必要とされる企業であり続けることです。

日々の生活に彩りや楽しさ、そして幸せをお届けし続ける“ものづくりブランド『SHO-BI』”の確立に向け、着実に歩を進めるSHO-BIグループを変わらずご支援くださいますよう、 よろしくお願い申し上げます。

※1 コスメコンタクト®は、瞳を大きく魅力的に見せる、マスカラやアイライナーのようなメイク発想のコンタクトレンズです。
※2 OEM商品とは、販売先ニーズを反映した仕様に基づいて企画し、販売先の商標により販売される商品です。
※3 別注商品とは、特定の取引先の専売商品として当社グループの企画、ブランドで生産する商品です。
※4 プチプラコスメとは、安価で可愛く、おしゃれな化粧品の総称です。